春の和菓子 大特集: 和菓子 花びら餅



2008年04月06日

和菓子 花びら餅

京都の正月 花びら餅

 
はなびら餅とは、京都でお正月にだけいただく伝統の和菓子の一つで、柔らかいお餅に京都のお雑煮に見立てた白味噌のあんをごぼうと共に求肥で包んである和菓子です。
 
 
明治時代に裏千家家元十一世玄々斎が初釜のときに使うことを許可され、新年のお菓子として使われるようになり、全国の和菓子屋でも作られるようになりました。
 
初釜とは年初にお茶を入れるときのことですね。
 
ごぼうを包むのは、一説に、この花びら餅が裏千家初釜の「菱葩(ひしはなびら)」を和菓子として作ったものであるからだと言われています。
 
「菱葩」は丸く平らにした白餅に、赤い小豆汁で染めた菱形の餅を薄く作って上に重ね、柔らかくしたふくさごぼうを二本置いて、押し鮎に見立てたものです(鮎は年魚と書き、年始に用いられ、押年魚は鮨鮎の尾頭を切っ取ったもので、古くは元旦に供えると『土佐日記』にあります)。
 
 
初めはつき餅でしたが、最近は求肥となっています。

和菓子にごぼうと思うかもしれませんが、そのごぼうも程よい柔らかさで、まったく抵抗なく食べることができます。
 
京都の正月に公家のみが食べるとされてきた伝統の和菓子、花びら餅は春の和菓子としてふさわしいものです。
 
なかなか口にする機会の少ない和菓子です。
 
裏千家の初釜に使う和菓子ですから、その味の上品さとお茶との相性を存分に楽しめる和菓子、春の和菓子としておすすめです。
posted by けんしろう at 18:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 和菓子の種類
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