和菓子の歴史をたどっていくと、いろんな和菓子に出会えます。
そしてやはり日本三大銘菓といわれる和菓子については、ことさらに歴史を感じてしまいます。
ここでは松江風流堂の「山川」について考えてみたいと思います。
松江風流堂さんの歴史も古いですね。
第七代松江藩主松平不昧公は教養のある文化人であったので、茶道にも関心が高く茶や茶器だけでなく茶菓子にも非常に造詣が深かったようです。
和菓子は文化人によって洗練される傾向がありますね。
大衆の和菓子にはそれぞれのよさがあります。
歴史のなかで洗練された和菓子にもまた別のよさを感じてしまいます。
さて十八歳で茶道に出会った松平不昧公は、数多くの茶会を開催しさらに茶会の様子を記録として残していたのです。
松江風流堂・山川では松平不昧公が開催した茶会の記録を基にして「不昧公好み」銘菓の中でも有名な「山川」を復活させたのです。
松江風流堂では松平不昧公からの伝統を今に受け継ぎ「若草」「朝汐」「路芝」などの和菓子を作っています。
落雁の一種であるが、紅白一対になっていて、手で割った時の凹凸がまるで山と川の様に見える為、治郷の詠んだ「ちるは浮き 散らぬは沈む 紅葉はの 影は高雄の 山川の水」と言う歌より命名したといわれています。
やはり日本三大銘菓の一つといわれる「山川」は、茶によく合うようにととのえてあり、甘味と薄い塩味で、しっとりとしたものです。
甘味と塩味は高級餡にも使われますが、この「山川」の上品さは、お茶を決して脇役にしないこの味にもあるのです。
松江風流堂はJR松江駅から松江城に向かって歩くとすぐに寺町店、次が本店があります。
さらにお城に向かうと京橋店があり、お城の裏には塩見縄手店があります。
特に塩見縄手店は武家屋敷の中にあるため非常に落ち着いた店構えとなっています。
お菓子を購入することとお店を見て楽しむことが一緒に出来ます。
風流を味わえる「山川」は三大銘菓にふさわしいものです。